血圧を下げるのに一番効率が良い運動の時間と頻度は?
運動が血圧を下げることはわかっていますが、一番効率が良い時間と頻度はどのくらいでしょうか?
1986年にどのくらい運動をした方が血圧を下げるのに良いのかについて、合計135分運動した人たちと、週7日、合計315分の運動をした人たちを比べてみたところ、確かに週7日運動した人たちの方が、より血圧を下げる効果があったのですが、週3日運動した人たちも、週7日運動した人たちと比べて、70〜100%くらい同じ効果が認められていました。
そのため、それほど違いがないので2日に1回程度、週120分程度の運動がよく推奨されています。
その後、2003年に運動時間と頻度についてさらに調べてみると頻度を多くしても少なくしても週の合計運動時間が同じであれば大きな差がないことがわかりました。
平日忙しい人でも週に1回120分程度の運動をすれば十分だということになります。
さらに週に120分以上運動する人と61〜90分運動する人を比較してもあまり差がないことがわかり、結局週に90分程度の運動をすれば十分だと考えられています。
別の研究で1日10分程度(週30分程度)の運動と1日30分程度(週90分程度)の運動だと30分程度運動をした場合の半分以上の効果があったので、1日10分程度の運動でも十分効果はあるのです。
まとめ
運動はすればするほど血圧が下がる効果がありますが、運動に使う時間に対して最大の効果が上がるのは週90分程度の運動で、さらに1日10分程度の運動でも最大の効果の半分以上の血圧低下効果があることがわかっています。
まずは1日10分の運動から始めてみてはどうでしょうか?
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