コレステロールって何が悪いの?
しばらく脂質異常症の話です。
脂質とは血液に溶けている
コレステロールや中性脂肪などの脂肪分を言い、
これらが空腹時採血にて異常値を示す場合で
以下の3つの場合をいいます。
(1)LDLコレステロールが多すぎる場合(140mg/dL以上)
(2)HDLコレステロールが少なすぎる場合(40mg/dL未満)
(3)中性脂肪(トリグリセライド)が多すぎる場合(150mg/dL以上)
そして、
2007年7月に『高脂血症』⇨『脂質異常症』へ名称が変更し、
以下の名称全てを含めて統一(ただし、保険病名では注意が必要!)
することになりました。
(下の全ての名称を含めて脂質異常症と言います)
高コレステロール血症
高LDLコレステロール血症
低HDLコレステロール血症
高トリグリセライド(TG)血症
脂質異常症があると何が悪いの?
ー 心筋梗塞などの冠動脈疾患や脳卒中、
抹消動脈疾患を引き起こすリスクがあるからです。
誰を治療した方が良いのか、
治療の目標や方針は?
ということに関しては
海外のガイドラインと日本のガイドラインで
少し考え方が違うので、
まずはガイドラインの変遷から概説します…が、長いので明日にしますw