目標設定をすることが重要だ!…というお話
1月からとても優秀な先生が研修に来てくれました!!
研修が始まるにあたって最初に研修目標を立ててもらっています。新しい先生の素晴らしいところは、既に目標を持っていてそのために研修をしたいとはっきりとしたビジョンがあったことです!!
なんて優秀なんでしょう…。びっくりです。嬉しいです。
さて、目標設定ってとても大切なんですが、なぜなんでしょう?
端的に言えば、いくつかの研究でそこそこ難しい目標を自分で設定することが一番学習効果が高いことが証明されているからです。
wo-stage approach 1968年の文献
1)Locke, Edwin A. "Toward a theory of task motivation and incentives." Organizational behavior and human performance 3.2 (1968): 157-189.と言うのがこの分野の最初の文献的な発表だと思いますが、以下の内容がわかっています。
・目標の難易度 難しいvs.簡単
⇨ 難しい目標設定の方が高いパフォーマンスを生み出す
・目標の特異度 目標が明確vs.最善を尽くすまたは目標なし
⇨ 目標設定はした方が有効
・行動の意図 選択する行動を制限する(目標設定をすれば余分な行動をとらない、言葉による強化を行うことで目標外の行動をとらない)
金銭的インセンティブ、期限、結果に関する知識は個人の目標や意図とは関係なく、パフォーマンスレベルに影響を与えない。同様に参加、競争、称賛と反証もパフォーマンスレベルに影響を与えない。ここまでが1)より
複雑なタスク(ハードゴール)について 1987年の文献
2)Mento, Anthony J., Robert P. Steel, and Ronald J. Karren. "A meta-analytic study of the effects of goal setting on task performance: 1966–1984." Organizational behavior and human decision processes 39.1 (1987): 52-83.
・フィードバックのない場合とフィードバックがある場合を比較
⇨ フィードバックがある方が有効
・目標を設定した場合と割り当てられた場合
⇨ 設定した方が有効
結構、昔から目標設定って大事だよね!と言われていました。
では、目標がそもそもない人はどうやって目標を定めたら良いのでしょう?
目標があってもそれをどうやって達成すれば良いのかよくわからない人はどうしたら良いのでしょうか?
…という話をまた次回にいたします。
今年の目標は挫折しない…とひそかに思っていて、院内通信をできるだけ動画にしてみる…という目標を持っています。
新しい動画は⬇︎