あぁ、優秀な先生やスタッフっているんだなぁ…no.2
前職で指導をしてくれた指導医の○○○先生と△△△△先生のお話です。
二人ともとても美人で笑うと素敵な女性の先生でした。
…が、研修時には〇〇○先生はとても厳しい先生で、患者さんに関する治療方針などを話し合うときにはきちんとした根拠と裏付けをしてから相談にいかないと厳しいツッコミがあったため、胃に穴があきそうなくらい大変でした。今でも直接話をするときにはなぜか冷や汗が出てきます…。でも、プレゼンをするとき以外はワンちゃんの様なにっこりとした笑顔でこんなにきれいに笑える先生ってあんまりいないんじゃない?と思います。
その一方、△△△△先生はいつも優しいですが、元々の内容をより広げてツッコミがあり、答えられなくても一緒に調べてくれたりしますが、こちらもまた納得してもらうまでに何回もやりとりが必要でした。外来見学時に「またきてくださいねー」と患者さんの手を触れながらやりとりをしていて優しい先生だなぁと思っていたら「これねー、アメリカの患者満足度調査で声をかけるだけ、ハグをする、手を触れる、腕を触れるの中でどれが一番満足度が高かったかというと手を触れるだったらしいのよ。だから実践してみたんだけど、最近、男性の患者さんで勘違いする人もいるんだよねー。そろそろやめようかと思って、ウフフw」
とたまに悪巧みをした悪戯っ子の様に笑いながら言うのも素敵でした。
今思うと、○○○先生にプレゼンをする前に、同期と相談しつつ、予め想定される質問や疑問点を解決してからプレゼンをするというスタイルと△△△△先生に相談したらこんなことも聞いてくるかもしれないなぁという関連した質問に対する回答も考えるというスタイルが定着しました。
一人になった今でももし○○○先生がここにいたらと思って深く調べて根拠と裏付けをして、さらにこんな場合は?と△△△△先生が優しく突っ込んでくることを考えて関連することを広げて勉強するクセがついています。
こちらが質問をしてわからなかったと言うことがほとんどなく、例えば
「夜尿症(おねしょ)の患者さんがいて…」
「あぁ、それねー、まずは…」
と結構守備範囲ギリギリの質問でも、こちらが良く調べてきた内容よりもさらに上をいく、治療方針の変遷やガイドラインの変更などの背景についてまで回答してくれました。
厳しさと優しさの両輪で今でもお二人とも学会で大活躍されていますが、今の自分でもまだまだ当時の先生たちに追いついていない気がしています。
優秀な先生っているんですねー!
久しぶりに院内通信を動画化してみました!