爪が変形して自分で切れなくて困った人に…!
爪が変形して爪を切れない人って多いですよね?
爪の水虫(足爪白癬(あしつめはくせん)と医学的には言います)だと、皮膚科などで対応してもらわないと良くならないし手にも感染してしまいます。足爪白癬は飲み薬で治療するものなので、わからなければ皮膚科かかかりつけ医に相談しましょう。
でも、水虫とよく見間違う爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう)というのを聞いたことはありますか?木の年輪みたいになっていれば大体これです。
原因は小さめの靴を履いたり、ハイヒールなどを良く履いていたおばあちゃんに多いのですが、爪に過剰な圧力がかかって変形が始まり、変形した爪によってさらに悪化していきます。
治療は悪いところを削ってしまえば良いのですが、この削るのはうん十万円もする医療機器が用いられますが、身近なもので代用が可能です。
リューター(ルーター)という道具を知ってますか?木などを削る道具ですが、これが爪を削るのにとても便利です。ある程度のパワーがあって値段もそこそこでDIYでも使用できるのはドレメルのリューターです。
自分でも試しに買った時は1万円〜1万5千円の間で送料込みで購入可能です。実はコロナ対策用のアクリル板を削ったときに1回壊れてしまったので、2回購入していますが、通常通り使うのであれば頑丈でパワフルです。時期によって価格は変動しているみたいです。もちろんDIYにも使えます。
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バッテリー式で持ち運びができて在宅患者さんでも使っている先生が多いみたいです。この道具に下のカッターをつけて使用すると爪下血腫(そうかけっしゅ)にも対応可能です。よく、熱した針で爪を溶かして血腫を除去する処置を救急外来で行いますが、溶かすのではなく、細く穴を開けて血腫を除去することが可能なんです!!通常使うカッターとしては細すぎるので、爪自体を削る場合はもう少し太いものか、最初に付属しているものを使用します。
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以前巻き爪処置用に購入した下の商品だとパワー不足ですぐに止まってしまって残念ながら実用性にかけていました。爪をきれいにするのにもあまり役に立ちませんでした。
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その他にもいくつか実用的なのかどうか購入して試してみましたが、大体似たような感じでした。
巻き爪(陥入爪(かんにゅうそう)と言います)の処置にもドレメルのリューターは使用可能ですが、かなりのテクニックが必要になります。