財務諸表から見る医療経営分析についてno.1『貸借対照表について』
ご無沙汰しております。
2月のワークショップの準備で燃え尽きてしまっていて、
ブログの更新をしてませんでした。
あんまり興味がある人は多くないと思いますが、
学会のワークショップで行った内容を
少しずつブログにあげてみようかと思います。
クリニックの経営って大変なんだぞー
という内容です。
開業や病院の部長レベル以上に出世したいと考えている先生は
知っていた方が良い内容になってます!
ここまでの話は⬇︎
財務諸表って?
医療法人は、会計年度終了後 2 ヶ月以内に
事業報告書、
財産目録、
貸借対照法、
その他省令で定められた書類
を作成することが義務付けられています。
病院は一般に
「病院会計準則」というル ール
に則って財務諸表を作成しています。
ここまでの話は⬇︎
財務諸表は、
キャッシュフロー計算書、
附属明細表
の4種を指します(医療法人の場合)。
このうちの附属明細表以外の3つを財務三表と呼び、
一般に企業の財政状況を把握するのに重要だと言われています。
・貸借対照表(Balance Sheet; B/S)
・損益計算書(Profit and Loss Statement; P/L)
・キャッシュフロー計算書(Cash Flow Statement; C/F)
の3つを財務三表といい、企業の財政状況の把握に重要な決算書のこと。
ここまでは⬇︎
さてここから
『貸借対照表』の話
です。
資産:企業が保有している現金や建物などの財産が記載される
負債:企業がしている借金や債務が記載されている
純資産:返済の必要のない資産(起業時の資本金や利益を積立てたお金)
資産も負債も現金化するのにかかる時間に応じて
固定と流動に分けられます。
これは、企業の経営には資金繰りが重要なので
借金を返す資金が手元にあるかどうかが
非常に重要だからです。